考え方
恐怖と強欲
市場の気分は、強欲と恐怖のあいだを振り子のように揺れます。
ひとことで
明日上がるか下がるかは、誰にもはっきりとはわかりません。けれども群衆の気分は、必ず強欲と恐怖のあいだを行ったり来たりして、真ん中にとどまることはめったにありません。
なぜ大切か
熱いときには、ふだん株に手を出さない親戚や友人まで、おすすめの銘柄を教えてくれます。冷えているときには、株の話など誰も聞きたがりません。個人投資家が痛い目にあうのは、たいてい感情に押されて、上がれば追いかけ、下がれば逃げるからです。市場全体だけを買うあなたに、私がすすめる使い方は一方向だけです。恐怖に振れたら、多めに買う。強欲に振れたら、借金をしない、追加投資をしないと自分に言い聞かせるだけで、売りはしません。
ひとつの数字
米国のファンド「CGM Focus」は、2009年末までの10年間、平均して年約18%の利益を上げました。ところがその投資家たちは、高値で買って安値で売ったために、平均して年約11%の損失を出していました(モーニングスター・第5章)。
本のなかで
第4章では、市場の感情を振り子にたとえています。第5章の第2節では「人の温度」を取り上げ、第6章ではそれを、毎週確認できる温度計のチェックリストにしています。