データラボ
本の主な主張のいくつかは、ここで実際の歴史データを使って自分で確かめられます。動かして、切り替えて、数字が語ることを見てください。
すべてのシミュレーションは過去の振り返りであり、将来の予測でも投資助言でもありません。
積立タイムマシン
年と市場を選んで、もしその時から毎月積み立てていたら今どうなっていたかを見てみましょう。仮定の利回りではなく、すべて実際の歴史データです。
年ごとの数字を見る(表)
長く持つほど勝率が上がる
どこかの月に一度だけ買い、N年後に売ったとしたら、歴史上どれくらいの割合で利益が出たでしょうか。
データ:米国=ロバート・シラーのS&P 500トータルリターン(配当込み)、台湾=台湾中央銀行の加権指数月平均、日本=OECD株価指数。一括購入・追加なし・税と手数料は含みません。
割高で売る vs 持ち続ける
本では「割高」で売ると長期的にはかえって資産が減ると述べています。基準を自分で動かしてみてください——毎月同じ額を投資し、二つのやり方の最終資産を比べます。
データと方法は第5章の検証と同じ:米国=シラーの実質トータルリターン(配当込み)、売却中の現金は3か月物国債の金利で運用。日本=OECD株価指数、台湾=台湾中央銀行の加権指数(いずれも価格指数、現金は無利息)。
三つの有名なバブル
それぞれのバブルの天井を同じ日にそろえて、その後を見てみましょう。どこまで、どれだけの期間下がり、元に戻るまで何年かかったか。
データ:米国=シラーのS&P 500月平均価格、日本=OECD株価指数、台湾=台湾中央銀行の加権指数月平均。いずれも配当を含まない価格指数で、配当込みなら回復までの期間はずっと短くなります。
手数料の複利
手数料も複利で効いてきます。毎月の金額・年数・手数料率を変えて、差がどこまで広がるか見てみましょう。
著者の試算。一定の利回りで毎月複利計算しています。実際の市場は毎年上下します。
温度計リプレイ:百年の熱さと冷たさ
「価格÷10年平均」という温度計は、歴史の各月で何度だったでしょう。グラフをなぞると、当時の温度とその後5年のリターンが見られます。
歴史的に、温度が非常に高かった後の数年はリターンの中央値がはっきり低くなりますが、市場はその後も何年も熱いままのことがよくあります。温度が非常に低かった後の数年はリターンの中央値が高めでしたが、結果のばらつきは大きく、極端な例は多くありません。だから本では、温度計は自分の感情を管理するためのもので、売買のサインではないと言っています。
データ:米国=シラーのS&P 500月平均価格(1871年から)、台湾=台湾中央銀行の加権指数月平均、日本=OECD株価指数。5年リターンは価格変化のみで、配当は含みません。