考え方
相場のサイクル
上がりすぎれば下がり、下がりすぎれば上がる。サイクルを理解すれば、暴落も怖くありません。
ひとことで
株式市場は長期的には上を向いていますが、その道のりでは急騰と暴落が交互にやってきます。卵の殻に沿って、何度もぐるりと回るように。
なぜ大切か
サイクルを理解するのは、天井で売るためではありません。バックテストでは、そうするとかえって長期的な儲けが減ることがわかっています。サイクルを知っておく効用は、暴落のときにあなたがあわてず、思い切って買い増しもできることです。それぞれの局面は後になってからでないとはっきり見えず、渦中にいる人はいつも「今回は違う」と感じます。だから私はサイクルで転換点を当てようとはせず、自分にこう言い聞かせるだけです。絶望する人が多いほど、多く買うべきだ、と。
ひとつの数字
台湾株は1990年以降、6回の大暴落に見舞われ、下落率は約29%〜80%でした。これまでのところ毎回高値を取り戻していますが、日本は34年かかりました。どの市場でもこれほど早く戻ると保証できる人はいません(台湾証券取引所とメディア報道・第4章)。
本のなかで
第4章では、卵の理論とカクテルパーティー理論でサイクルを説明し、台湾株の過去の大暴落を一覧にしています。第5章では、それを「冷えているときは買い増し、熱いときも売らない」につなげています。