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第2章

第2章 富を知る

約16分・考え方12個

古くから伝わる格言があります(作者はもうわかっておらず、心理学者ウィリアム・ジェームズの言葉だとよく言われます)。「思考が行動を決め、行動が習慣を決め、習慣が性格を決め、性格が運命を決める。」

豊かになるとは、ひとつの考え方を実践することです。貧しい人とお金持ちのいちばん根本的な違いは、出発点ではなく考え方にあります。考え方が違えばやり方が違い、時間がたつほど、結果には天と地ほどの差がつきます。


一、貧しい人とお金持ちの違い

まず、富という面で自分がどのあたりにいるのかを知りましょう。行政院主計総処の国富統計によると、2023年末の台湾の1世帯あたり平均純資産は約1,889万台湾ドル(不動産を含む)です。一方、UBSの『グローバル・ウェルス・レポート2026』は、台湾の成人1人あたりの平均資産を約33万米ドル、中央値を約11万米ドルと推計しています。平均値が中央値を大きく上回っているのは、富が一部の家庭に集中していることを示しています。

台湾の成人の資産:平均値と中央値(万米ドル)台湾の成人の資産:平均値と中央値(万米ドル)01020304033平均値11中央値出典:UBS Global Wealth Report 2026。著者が再作図。平均値が中央値を大きく上回る=富が少数に集中
図 2-1|台湾の成人の資産:平均値 vs 中央値

『金持ち父さん 貧乏父さん』は世界的に知られたお金のベストセラーで、数十の言語に翻訳されています。著者のロバート・キヨサキはこの本で、資産、負債、キャッシュフロー、そして貧しい人とお金持ちの考え方の違いについて語っており、私は大きな影響を受けました。その考え方を、私なりの言葉で次の表にまとめました:

観点 お金に振り回される人 お金に働いてもらう人
お金をどう見るか お金の話は品がない、悪いことだとさえ思う お金を、目標を達成するための道具と考える
誰が誰のために働くか 一生お金のために働く お金に自分のために働いてもらう
考えること どうすれば給料を少しでも増やせるか どうすればお金を生むものを少しでも多く持てるか
何とお金を交換するか 時間、健康、自由 お金で時間、健康、自由を買い戻す
貯める順番 まず使い、残ったら貯める まず貯め、残りを使う
資産と負債を区別できるか 車やブランド品を資産だと思う 収入をもたらすものだけが資産だと知っている
お金の流れを把握しているか 月末になってお金がないことに気づく 一つひとつの収支を把握している
何のために借金するか 消費のために借り、自分で苦労して返す 借金はしない。借りるとしても、それ自体で返済をまかなえる資産を買うためだけ

考え方が違えば、やり方が違います。そのやり方が毎日積み重なれば、20年後にはまったく別の人生になっているのです。

1. 資産と負債:ニワトリの話

アミンとアファンは、それぞれ100台湾ドルを稼ぎました。二人とも、ニワトリを食べたいと思っています。

アミンの選択は「食べたいときに食べる」でした。彼はその日のうちに100台湾ドルでニワトリを買い、料理して食べてしまいました。数日後、また食べたくなりましたが、お金はもうありません。仕方なく友だちから100台湾ドルを借りてニワトリを買い、小さすぎると思って、さらに50台湾ドルを借りて餌を買いました。大きく育てたものの、結局は食べてしまいました。おなかはいっぱいになり、ポケットは空っぽ。手元には150台湾ドルの借金が残りました。

アファンの選択は「まずがまんして、ニワトリにお金を生ませる」でした。彼女は毎月20台湾ドルずつ貯め、5か月目に100台湾ドルでニワトリを1羽買い、その後は毎月20台湾ドルで餌を買いました。3か月育てると、ニワトリは260台湾ドルで売れました。ニワトリ代の100台湾ドルと餌代の60台湾ドルを差し引いて、100台湾ドルの儲けです。

さらに2か月後、彼女の手元には300台湾ドルがあり、そこへ100台湾ドルを借りました。300台湾ドルでオンドリ1羽とメンドリ2羽を買い、100台湾ドルで餌を買います。5か月後、オンドリが260台湾ドルで売れたので、まず借金を返しました。2羽のメンドリは手元に残し、毎日卵を産ませ、ひなをかえさせました。同じことを何度も繰り返すうちに、彼女は毎日ニワトリを食べられるようになり、それでもニワトリはどんどん増えていきました。

この話ほど、資産と負債をはっきり説明してくれるものはありません。同じ一羽のニワトリでも、食べてしまえば消費、育てれば資産です。違いはニワトリにあるのではなく、ニワトリを手にした人の考え方にあるのです。

考えてみてください:

  • この話の中で、資産はどれでしょうか。資産を持っているのは誰でしょうか。
  • 誰の借金が悪い借金で、誰の借金が良い借金でしょうか。それはなぜでしょうか。
  • アミンとアファンの違いはどこにあるでしょうか。結果はどう違ったでしょうか。

用語ミニ辞典
- 資産:あなたのポケットにお金を入れてくれるもの(たとえば卵を産むメンドリ、配当を出す株)。
- 負債:あなたのポケットからお金を持っていくもの(たとえば食べたらなくなるうえに、利息まで払わなければならない、あのニワトリ)。
- 良い負債:借りたお金で資産を買い、その資産が生む収入で元金と利息を返せるもの。
- 悪い負債:借りたお金を消費に使い、自分が働いて得た収入でしか返せないもの。

2. キャッシュフローで自分の家計を点検する

キャッシュフローとは、お金が流れる方向のことです。収入はお金をポケットに流し込むので、プラスのキャッシュフロー。支出はお金をポケットから流し出すので、マイナスのキャッシュフローです。

お金がポケットに入ったとき、あなたはまず何に使いますか。その選択が、キャッシュフローの向かう先を決めます。一時の楽しみと引き換えにすれば、買ってくるのはたいてい負債です。お金を使い果たしたら、また仕事に戻って次の給料を待つしかありません。もう一方の人には、はっきり見えています。働くだけでは、いつまでたっても自由に追いつけないことが。だから彼らは、収入をまずお金を生むもの、価値が上がるものに使い、お金自身に外へ働きに出てもらうのです。

3つのキャッシュフロー3つのキャッシュフロー貧しい人収入支出(使い切る)中流層収入負債(住宅・車のローン)支出お金持ち収入資産(株式・事業)さらなる収入お金持ちは収入を資産に変え、その資産がさらに収入を生む。その繰り返し概念はロバート・キヨサキ『金持ち父さん 貧乏父さん』より。著者が再作図
図 2-2|3つのキャッシュフロー:貧しい人、中流層、お金持ち

3. お金持ちと貧しい人の収入の構造

貧しい人とお金持ちの最大の違いは、収入の出どころにあります。貧しい人の収入はほぼすべて労働から、お金持ちの収入の大部分は資産から来ています。労働による収入には上限があります。誰にとっても1日は24時間しかないからです。資産からの収入には上限がありません。資産はいくらでも積み上げていけるからです。

収入が多いほど、資産からの割合が大きい収入が多いほど、資産からの割合が大きい労働収入資産収入(配当・家賃・利益)社会人1年目中流家庭経済的自立富裕家庭イメージ図:下に行くほど、収入は労働時間ではなく資産から得られる著者作図(イメージで、統計値ではない)
図 2-3|収入が多いほど、資産から得る割合が大きくなる

4. 資本収益の力

経済学者トマ・ピケティは『21世紀の資本』の中で、長期的には資本の収益率は経済成長率を上回る(彼はこれを r > g と表しました)と指摘しています。資本の長期的な収益率はおよそ4%から5%ですが、経済成長率は、人口が増えなくなるとおよそ1%から1.5%にとどまります。

これが資本主義の設計です。資本を持つ人の富は、経済全体よりも速く増えていきます。富とは一代で終わる話ではなく、世代から世代へと資本を積み重ねていくものです——だからこそ私はこの本を書き、お金についての考え方を家族に伝えようとしているのです。


二、豊かになるための道筋

豊かになる道筋とは、努力して収入を富に変えていく過程のことです:

まじめに働いて稼ぐ → まず貯める → 支出を抑える → 貯金を資産に変える(投資または起業)→ 資産にさらに資産を生ませる

投資の前提は、まず最初の元手を持つことです。最初の元手は、働いて貯めるしかありません。そして貯める前に、自分のお金の状態——個人の「貸借対照表」「損益計算書」「収支明細表」——をしっかり把握し、毎月いくら貯めるべきかをはっきり計算しておく必要があります。

私はよく、お金を一粒一粒の種だと考えます。まけば、もっと多くのお金が実ります。実ったお金をまた土にまけば、次の季節にはさらに多く収穫できます。種を急いで食べてしまう人の手には、いつまでもその一粒しか残りません。(「お金は種」というたとえを、私が最初に読んだのは、ジョン・リーの『富はこうして育つ』でした。)

家計の3つの表家計の3つの表貸借対照表何を持ち、何を借りているか資産:預金・株式・住宅負債:住宅・車のローン、カード純資産=資産-負債損益計算書1年でいくら稼ぎ、いくら使うか収入:給料・配当・その他支出:生活費・保険・利息収支差額=収入-支出収支明細表お金が毎日どこへ流れるか日付・項目・金額「必要」と「欲しい」に分ける毎月照合し、無駄を見つける3つの表を毎月1回更新すれば、毎月いくら貯められるかがわかる著者作成の表を再レイアウト
図 2-4|家計の3つの表:貸借対照表、損益計算書、収支明細表

豊かになる2つの方法:投資と起業

  • 起業:時間を忘れて没頭できることを見つけ、それを事業にすること。心理学者ミハイ・チクセントミハイは1975年、こうした完全に集中した状態を「フロー」と名づけました。私の理解はシンプルです。やっているあいだは疲れを感じず、ふと顔を上げると外はもう暗くなっていて、終わったあとには充実感が残る——そういうことなら、長く打ち込む価値があります。
  • 投資:資本家になり、資本に働いてもらうこと。順番はこうです。まずまとまったお金を用意し、それでよい会社の株を少しだけ買って、その会社の稼ぐ力を分けてもらう。株が収入を生んだら、その収入でさらに株を買う。お金がお金を生む流れは、こうして一回りずつ回り始めるのです。

ほとんどの家庭にとって、資本家になるいちばん簡単な道は、市場全体を長く買い続けること、つまり全市場インデックスETFです。


三、貯蓄の公式

収入 - 貯蓄 = 支出(先取り貯蓄:貯蓄が先、消費はあと)

まず自分に払い、それから他人に払う:

  • 貯蓄:自分に払うお金。つまり、将来、投資して資産を買うためのお金です。
  • 支出:他人に払うお金。これはさらに「必要な支出」(何があっても払わなければならないもの)と「必要でない支出」(払わなくても困らないもの)に分かれます。

ほとんどの人の公式は「収入 - 支出 = 貯蓄」です。先に使ってから貯めようとするので、たいていは貯まりません。順番を逆にして、給料が振り込まれたらすぐに貯蓄に回し、残りだけを使う——この変化ひとつが、貧しい人とお金持ちの分かれ目になるのです。

小さなお金を侮ってはいけません。韓国系の起業家キム・スンホは『お金は君を見ている』の中で、小さなお金を「種銭」と呼んでいます。私もこの考え方に深く共感します。今日100台湾ドルを軽んじる人は、明日100万台湾ドルもきちんと扱えません。投資や起業の最初の元手は、どれも小さなお金を一つひとつ積み重ねてできたものです。


四、豊かになる黄金の公式

収入 - 支出 + 資産の成長 = 富

お金の問題はすべて、この公式で理解し、説明することができます:

  • 収入には2種類あります。勤労所得は時間と労力を払い続けなければ得られないもので、ふつうは仕事から得ます。不労所得は働いていてもいなくても生まれ続けるもので、ふつうは資産から得ます。
  • 支出が少ないほど、貯めて投資に回せるお金は多くなります。
  • 資産の成長こそ、富を本当に大きくしていく力です。

前提:はじめのうちは十分な仕事の収入が必要

節約だけでは、お金持ちにはなれません。データサイエンティストのニック・マジューリは『JUST KEEP BUYING』の中で、「支出を切り詰めさえすれば金持ちになれる」という考えを、個人のお金の管理における最大のうそと呼んでいます。私も同感です。収入がやっと支出に見合う程度の家庭では、どれだけベルトを締めても、暮らしが苦しくなるだけで、口座のお金はたいして増えません。

彼が示す処方箋は二つです。収入を大きくすること、そしてお金を、お金を生む資産に置くこと。若いうちは、いちばん投資する価値があるのはあなた自身です。朝9時から夕方5時までの仕事を平凡だと嫌がらないでください。仕事の中で専門性を深め、人と協力することを覚え、人脈を築いていけば、その給料こそが、ほとんどの人にとって富の出発点になります。

何を買うかについては、彼も私と同じ結論にたどり着いています。個別株は買わず、市場全体のインデックスファンドを買うこと。株式市場の長期的な上昇の大部分は、ごく少数の飛び抜けて優れた企業がもたらしています。それがどの企業かを前もって当てるのは困難ですが、市場全体を買えば、それらを取り逃がすことはありません。(第5章「良い投資先」で詳しく説明します。)


五、富は倍々で増えていく

なぜ私が、最初の元手を貯めるようにとしつこく言うのか。それがいちばん難しく、いちばん大切だからです。

仮に、歯を食いしばって1年で最初の100万台湾ドルを貯めたとします。2つ目の100万は少し楽になります。最初の100万がすでにリターンを生み始めていて、一緒に貯めてくれる助っ人がひとり増えたようなものだからです。3つ目、4つ目となると助っ人はどんどん増え、あなたが使う力はどんどん少なく、かかる時間もどんどん短くなっていきます。

ですから、富は1、2、3、4、5と一段ずつ足されていくのではなく、1、2、4、8、16と倍々に増えていきます。お金はお金を生み、資産は資産を生むのです。

早く始めるほど、倍になる回数は多くなります。だから私はあなたに、今すぐ最初の元手を貯め始めてほしいのです。

(この「富は倍々で増える」という考え方に、私が最初に出会ったのはキム・スンホ『お金は君を見ている』でした。同書は韓国ウォンで例を示していますが、ここでは台湾ドルに置き換えて説明しています。)

富は足し算ではなく、掛け算で増える富は足し算ではなく、掛け算で増える1倍第1段階2倍第2段階4倍第3段階8倍第4段階16倍第5段階富は1、2、3、4、5と1段ずつ足していくのではなく、1、2、4、8、16と倍々に増える概念はキム・スンホ『お金は君を見ている』の例を改変。著者作図
図 2-5|富の増え方は倍々で、足し算ではない

六、投資と資産管理の目的は不労所得をつくること——経済的自由の6段階

投資と資産管理の目的は、不労所得をつくることです。世間ではよく、家庭のお金の状態をいくつかの段階に分けます。私は台湾の『商業周刊』が紹介した「富の6つのレベル」を参考に、自分の言葉で6つにまとめました:

  1. 依存:持っているものより借りているもののほうが多く、借金や家族の助けで暮らしを支えています。
  2. 返済:請求書は払えますが、一度病気をしたり失業したりすれば、元に戻ってしまいます。
  3. 安定:手元の現金で半年分の基本的な生活費をまかなえ、必要な保険にもひととおり入っています。
  4. 安全:半年分の予備資金のほかに投資しているお金があり、万一仕事を休んでも、不労所得で基本的な生活費をまかなえます。
  5. 自立:不労所得が給料より多く、明日退職しても生活水準を下げずにすみます——これが経済的自由です。
  6. 豊かさ:不労所得が使い切れないほど多く、暮らしはさらによくなっていきます。

私のやり方はこうです。最初の2段階にいるうちは、まず出費を抑え、収入の4分の1を貯めることを目標にします。「安定」まで来たら投資の計画を立て始め、お金に働いてもらいます。

「豊かさ」にたどり着いたら、お金はもう自分のためだけのものではありません。そのお金で誰かの役に立てる喜びは、口座の桁がひとつ増えることよりも価値があります。

経済的自由の6段階経済的自由の6段階1 依存借金が資産より多い借りて暮らす2 返済請求は払えるが不測の事態に弱い3 安定現金で半年分の生活費をまかなえる4 安全不労所得で基本の生活費をまかなう5 自立不労所得が給料を上回る6 豊かさ使いきれず人を助けられる区分は台湾『商業周刊』の「富の6つのレベル」を参考に著者が作図
図 2-6|経済的自由の6段階

七、投資で豊かになれない4つの理由

失敗を避ける方法を知っていれば、成功に近づきやすくなります。世間でよく言われるのは、ほとんどの人が投資で豊かになれない理由は次の4つに尽きる、というものです:

  1. 投資と資産管理で豊かになれることを知らない
  2. 学ぶ相手と方法を間違えている
  3. 投資に自信がなく、忍耐もない
  4. ギャンブルや、リスクの高い投機をしている

八、家訓を実践する家庭教育:ビジネスの才能を育てる

子どもに、成長する贈り物を。

おもちゃは数か月で飽きてしまいますが、株は子どもと一緒に成長していけます。私のやり方はこうです。子どもがもらったお年玉やお祝い、賞金、アルバイトで貯めたお金は、日々のおこづかいを除いて、すべて投資信託や株に換え、子ども自身の口座に入れておきます。

子どもに証券口座をつくるというアイデアは、韓国系の起業家キム・スンホの本から学び、わが家に合うやり方に変えたものです。わが家では、子どもが小さいうちに口座をつくっておきます(台湾の制度の例です。18歳未満は親が法定代理人として手続きします。子どもが18歳で成年になる前後には、契約のし直しや追加の手続きが必要かどうかを証券会社に確認しておきましょう。それによって口座や積立投資が止まってしまうのを防ぐためです)。

  • 口座に少しだけお金を入れ、その大部分で全市場インデックスETFを買います。子どもはたちまち、何百もの企業の小さな株主になります。
  • 子どもが興味を持ったら、ほんの一部(たとえば1割)を残し、よく知っている好きな会社を自分で1社選ばせます。儲かっても損をしても授業料だと考えます。これは投資の方法ではありません。
  • ときどき子どもと一緒に口座を開いて見てみます。株とは何か、配当はどこから来るのか、一つの会社にどれだけの価値があるのか。上がっても下がっても、一緒にその理由を探します。

本で読んだ理屈と、自分の口座で実際に起きる値動きとでは、子どもの受け止め方がまったく違います。同じスマートフォンを手にしていても、次の新機種のことしか頭にない子もいれば、「この会社は今年いくら儲けたの? 配当はいくら出るの?」と尋ねる子もいます。小さいころからこうして世の中を見てきた子は、大人になってからも、経営者の目で物事を見ることが自然と身についています。


本章のポイント

  1. 貧しい人とお金持ちの違いは考え方にあります。貧しい人はまずお金を使って負債を買い、お金持ちはまず貯蓄して資産を買います。
  2. 資産はポケットにお金を入れ、負債はポケットからお金を出します。消費のための借金は悪い負債です。
  3. お金持ちの収入は主に資産から来ています。資本の収益率は、長期的に経済成長率を上回ります。
  4. まず自分に払う:収入 - 貯蓄 = 支出。
  5. 豊かになる黄金の公式:収入 - 支出 + 資産の成長 = 富。はじめのうちは、まず仕事の収入を増やすことが必要です。
  6. 富は倍々で増えていきます。最初の元手は、早く貯めるほどよいのです。
  7. 子どもが小さいうちに口座をつくり、全市場インデックスETFを贈り物にしましょう。

出典(参照日:2026-10-12)

  • 「思考が行動を決め……性格が運命を決める」という格言の出典調査:Quote Investigator(2013-01-10、quoteinvestigator.com)。
  • 行政院主計総処《112 年國富統計》(仮訳『民国112年〔2023年〕国富統計』;dgbas.gov.tw;中央通訊社 2025年4月の報道、『遠見』誌が転載)。
  • UBS『Global Wealth Report 2026』(UBSプレスリリース 2026-06-30、ubs.com)。
  • ロバート・キヨサキ《富爸爸,窮爸爸》(中国語版:高寶國際、2001年;邦訳『金持ち父さん 貧乏父さん』;原書 Rich Dad Poor Dad、1997年)。
  • トマ・ピケティ《二十一世紀資本論》(衛城出版、2014年;邦訳『21世紀の資本』;原書 Le Capital au XXIe siècle、Seuil、2013年)。
  • ジョン・リー《財富是這樣養成的》(遠流、2021年;仮訳『富はこうして育つ』)。
  • Mihaly Csikszentmihalyi (1975), Beyond Boredom and Anxiety。
  • キム・スンホ《金錢的祕密》(三采、2021年;邦訳『お金は君を見ている――最高峰のお金持ちが語る75の小さな秘密』吉川南訳、サンマーク出版、2024年)。
  • 『商業周刊』(台湾)〈財富自由還有多遠?財富分 6 個層級,你在哪一層?〉(翻訳記事。TechNews 科技新報が2022年6月12日に転載、2026年10月13日参照)。こうした段階モデルは、J.D. Roth "The stages of financial freedom"(Get Rich Slowly、2018年)にさかのぼります。Roth は、Joshua Sheats(Radical Personal Finance)の考えと自分の考えを組み合わせたと述べています。
  • ニック・マジューリ《持續買進:資料科學家的投資終極解答,存錢及致富的實證方法》〔邦訳『JUST KEEP BUYING』ダイヤモンド社、2023年〕(商業周刊、2023年);原書 Just Keep Buying(Harriman House、2022年)。