考え方
老後資金の不足
給料と台湾の労働保険年金だけでは、多くの人は老後に足りません。その差は投資で埋める必要があります。
ひとことで
預金に労働保険の年金(台湾の制度の例です)を足しても、20年の老後生活を支えきれないことがほとんどです。足りない分は、早いうちから投資で補っておく必要があります。
なぜ大切か
労働保険と預金があれば、年をとっても安心だと思っている人はたくさんいます。私は公的な統計を使って、所得が中央値の会社員について大まかに計算してみましたが、せいぜいなんとか収支が合う程度でした。しかもそれは、40年間一銭も手をつけないという前提で、住宅購入や子育て、医療費、インフレはまったく計算に入れていません。お金に早く働いてもらうほど、将来補わなければならない額は少なくなります。
ひとつの数字
40年働いて貯まるのが約352万台湾ドル、これに20年分の労働保険の年金約463万台湾ドルを足して、合計約815万台湾ドル。ところが退職後に毎月4.5万台湾ドルを使うと、20年で1,080万台湾ドルが必要になります(行政院主計総処、労働保険局、著者の試算・第1章)。
本のなかで
第1章では、公的な数字を使ってこの不足額を計算しています。第5章では、退職後は1〜2年分の生活費をクッションとして取っておけば、暴落時に株を安値で手放さずにすむと伝えています。