考え方
金融リテラシー
お金を理解しているかどうかは、いくら稼ぐかよりも、家族の未来を左右します。
ひとことで
金融リテラシーとは、お金がどうやって入ってきて、どう出ていき、どうやってあなたのために働いてくれるのかを理解することです。これがなければ、どれほど本を読んで勉強してきても、お金のこととなると読み書きができないのと同じです。
なぜ大切か
多く稼ぐことと、お金が手元に残ることは別の話です。お金をわかっているかどうかの差は、最初は目に見えないほど小さくても、複利が毎年それを広げていきます。20年後には、二つの家庭がまったく違う暮らしをしているかもしれません。節約は出発点にすぎません。お金を貯めたら、それがどう働くのかも理解しなければなりません。私がこの本を書いた理由もそこにあります。家族にいちばん伝える価値があるのは、お金を扱う力なのです。
ひとつの数字
約2,000人のアメリカンフットボール選手を調べた研究では、引退後12年以内に約16%が破産を申請しており、しかもそれは、彼らがいくら稼いでいたかとはほとんど関係がありませんでした(Carlsonほか、NBER 2015・第1章)。
本のなかで
序章では冒頭から、受け継ぐべき富とはお金を扱う力だと述べています。第1章の第2節では、お金の読み書きができないことの代償を取り上げています。