読書のための音楽・全5曲

初期設定はオン:ページを一度クリックすると再生が始まり、いつでも止められます。

音楽はDingSongが制作・提供しています。

考え方

インフレ

動かさない現金は、毎年購買力を失っていきます。

ひとことで

物価がじわじわ上がると、同じお金で買えるものはだんだん少なくなります。動かさずに置いてある現金は、毎年こっそり目減りしているのです。

なぜ大切か

銀行に預けておくのがいちばん安全だ、数字が減らないから、と考える人はたくさんいます。けれども口座の数字は減っていなくても、買えるものは減っています。これは目に見えない損失です。だから私のやり方はこうです。緊急予備資金は預金に置いておけば十分。長期のお金は、成長していく市場全体に入れています。

ひとつの数字

米国の1871〜2026年では、インフレを差し引くと、株式(配当込み)は年約7.8%、10年国債は約2.6%で、現金は毎年約2.3%の購買力を失いました(シラーのデータによる著者の計算・第5章)。

本のなかで

第1章では、遊んでいるお金はインフレに食われると注意を促しています。第4章では、複利で生まれる億単位の資産は名目の金額であることに触れています。第5章では、実質リターンで株式、国債、現金を比べています。

さらに読む

  • 債券と現金 ノーベル財団は初期のころ、預金と国債でしか運用できず、インフレと税負担に資産を削られました。
  • ジェレミー・シーゲル 彼が米国の200年分のデータを集計したところ、株式のインフレ調整後のリターンは年約6.5%〜7%でした。
  • 全市場インデックスETF 穏やかなインフレは、企業の利益の伸びを後押しします。市場全体を持っていれば、その分け前にあずかれます。
  • 老後資金の不足 老後の試算にはインフレを含めていないので、実際の不足はもっと大きくなります。