考え方
個人投資家の代償
売買が多いほど、あなたの資産は証券会社や政府、取引相手へと流れていきます。
ひとことで
個人投資家の最大の敵は相場ではなく、売買のしすぎです。売り買いするたびに、少しずつ資産が証券会社や政府、取引相手へと流れていきます。
なぜ大切か
個人投資家が負けるのは、見る目がないからというより、動きすぎるからです。台湾の研究では、個人投資家の売買による損失の6割以上が手数料と取引税でした。そこに高値買い・安値売りが加わり、お金は行ったり来たりするうちに消えていきます。だから私のやり方は簡単です。動くのを少し減らせば、負けも少し減ります。
ひとつの数字
台湾の個人投資家が売買によって毎年失うお金は、投資額の約3.8%で、台湾の年間GDPの2.2%に相当します(Barberほか 2009・第3章)。
本のなかで
第3章では、台湾証券取引所の全取引記録を使った研究を引用して、個人投資家の本当の成績を示しています。第4章では、個人投資家がなぜ何度も「刈り取られる」のかを説明しています。
さらに読む
- タイミングの罠 短期で上げ下げを当てようとしても、安定して利益を出せるデイトレーダーは1%に満たないのです。
- 手数料とコスト 1回ごとの手数料や税金は小さくても、積み重なるとかなりの額になります。
- 借金とレバレッジ 借金と短期売買。これが、本書で紹介する二つの痛ましい教訓に共通する点です。
- 全市場インデックスETF 全市場インデックスETFを積み立てで買い、ほとんど売買しなければ、代償は自然と最小になります。