考え方
手数料とコスト
手数料も複利で効いてきます。長い年月で、思っている以上に資産を削ります。
ひとことで
あなたが実際に受け取るリターンは、市場のリターンからすべてのコストを差し引いた残りです。
なぜ大切か
ボーグルはこれを「単純な算数の冷徹なルール」と呼びました。年に1〜2%くらいたいしたことはない、と思う人は多いのですが、コストもリターンと同じように毎年複利で効いてきます。一方はあなたのお金を増やし、もう一方は削っていく。時間が長いほど、その差は開きます。だから私は、低コストの全市場インデックスETFを選ぶことを、もう一つの「安く買う」だと考えています。
ひとつの数字
市場のリターンを年8%とし、1万台湾ドルを投資して50年間置いておくとします。手数料が年約0.1%なら最終的に約44.8万台湾ドル、手数料と売買コストを合わせて約2.5%なら、残るのは約14.5万台湾ドルだけです(著者の試算・第5章)。
本のなかで
第5章の「安く買う」では、50年の試算でコストの複利を説明しており、ETF選びの最初のチェックポイントも経費率です。第3章では、台湾の個人投資家の売買による損失の約3分の2が、手数料と取引税に支払われていたことを指摘しています。
さらに読む
- 複利 複利は相手を選びません。コストにかかれば、コストも同じように膨らみます。
- ジョン・ボーグル 彼は生涯をかけて低コストを訴え続けました。
- 全市場インデックスETF 売買が少なく、経費率もいちばん低いのです。
- アクティブ vs パッシブ アクティブファンドが市場平均に負ける原因の一つは、コストです。
- 個人投資家の代償 売買が多いほど、手数料や税金を多く払うことになります。