考え方
世界分散
一つの国は何十年も停滞することがあります。世界全体に分散するのが、いちばん安心です。
ひとことで
家族の財産を一つの国に賭けるのではなく、世界中の企業を一度に持つことです。
なぜ大切か
株式市場は長期的に上を向いていますが、一つの国がそうなるとは限りません。次の30年にどの国がいちばん伸びるかは、誰にも前もってわかりませんし、台湾の市場全体も、そのかなりの部分を少数の大型テック株が占めています。世界全体に分散してこそ、「暴落時の買い増し」の前提である「市場はいずれ戻ってくる」が成り立ちます。私が家族基金のために選んだのも、まさに世界中の株式市場を丸ごと買うインデックスETFです。
ひとつの数字
日本の株式市場は1989年のバブルの高値から下落し、その高値を取り戻したのは34年後でした。同じ「20%以上下がったら投資額を倍にする」やり方でも、米国では投資額あたり約20%多くなったのに、日本ではかえって11%〜15%少なくなりました(著者の検証・第5章)。
本のなかで
第5章では、暴落時の買い増し、投資先選び、資産配分のどの話でも、世界全体に分散するよう勧めています。第6章では、これを守りの投資の一部に挙げています。
さらに読む
- 全市場インデックスETF 一つの国の市場全体から、世界全体を買うところまで広げます。
- 暴落時の買い増し 買い増しの前提は、市場がいずれ戻ってくることです。
- 守りの投資 一つの国に賭けないことが、まず負けないことにつながります。
- 積立投資 さらに積立投資で、時間も分散します。
- バブル 1989年の日本のバブルは、忘れてはならない前例です。